北海道の広大な景色を眺めながらのドライブは、旅行の大きな楽しみのひとつですよね。
春から秋にかけては気候も良くなり、ドライブに出かける機会が増える方も多いのではないでしょうか。
「雪がない時期なら北海道の運転は安心」と思われがちですが、実は冬以外にも北海道ならではの注意点があります。
そのひとつが、野生動物との接触事故です。
特にエゾシカとの衝突事故は道内で多く発生しており、ドライバーにとって身近な危険となっています。
今回は、北海道を安全にドライブするために知っておきたいエゾシカとの事故対策についてご紹介します。
1. 北海道ではエゾシカとの接触事故に注意

北海道にはさまざまな野生動物が生息していますが、ドライバーが最も遭遇しやすい動物のひとつがエゾシカです。
私自身も北海道内を運転中に何度もエゾシカを見かけたことがあります。初めて見る方は、その大きさに驚くかもしれません。
北海道警察の統計によると、エゾシカが関係する交通事故は増加傾向にあります。
自然豊かな北海道では、都市部から少し離れただけでもエゾシカが出没する可能性があります。そのため、旅行中のドライブでも十分な注意が必要です。
2. エゾシカはどれくらい大きい?

エゾシカのオスは体長約190cm、体重は150kgほどになることがあります。
これは小柄なヒグマに匹敵するほどの大きさで、実際に近くで見るとかなりの迫力があります。
本州で見られるニホンジカと比べても一回り大きく、体重は約2倍近くになることもあります。
また、エゾシカは非常に運動能力が高く、2mほどの柵を飛び越えることもできます。
そのため、高速道路や空港周辺では侵入防止用のフェンスが設置されていますが、それでも道路や滑走路への侵入がニュースになることがあります。
3. エゾシカとの事故が多い時期と場所
エゾシカとの接触事故は、特定の時期や場所で発生しやすい傾向があります。

出没が増える時期
特に9月から12月頃は注意が必要です。
この時期は繁殖期にあたり、オスが活発に行動するため、道路を横断する機会も増えます。
中でも10月頃は事故件数が増える傾向があります。
出没しやすい時間帯
- 早朝
- 夕方
- 夜間
周囲が暗くなる時間帯は発見が遅れやすいため、特に注意しましょう。
出没しやすい場所
- 国道沿い
- 森林に囲まれた道路
- 湖や山間部周辺
私も支笏湖周辺を走行中に、短時間で複数のエゾシカを見かけたことがあります。
北海道では観光地へ向かう途中でも遭遇する可能性があるため、常に周囲に気を配ることが大切です。
4. エゾシカとの事故を防ぐためのポイント
エゾシカとの接触事故を防ぐためには、次のような点を意識しましょう。

早朝・夕方は速度を控えめに
出没が多い時間帯は、いつでも停止できる速度を心がけましょう。
1頭見たら周囲も確認する
エゾシカは群れで行動することがあります。
1頭だけ通過したと思っても、後から続いて道路を横断するケースがあります。
夜間はハイビームを活用する
対向車がいない状況では、ハイビームを活用すると遠くのエゾシカを発見しやすくなります。
目が光って見えることもあるため、早めの発見につながります。
急な動きに注意する
エゾシカは突然立ち止まったり、進行方向を変えたりすることがあります。
「通り過ぎるだろう」と予測せず、十分に減速することが大切です。
車間距離を確保する
前方の車がシカを発見して急ブレーキをかけることもあります。
十分な車間距離を取って走行しましょう。
5. 万が一、接触事故を起こしてしまったら

どれだけ注意していても、事故を完全に防げない場合があります。
万が一接触してしまった場合は、まず安全な場所へ停車し、必要に応じて警察や救急へ連絡しましょう。
保険内容の確認も重要

エゾシカとの衝突事故は単独事故として扱われることが一般的です。
レンタカーやマイカーの保険によっては補償対象外となる場合もあるため、旅行前に補償内容を確認しておくと安心です。
実際にシカとの衝突では修理費が高額になるケースもあり、車両の損傷が大きいと数十万円以上かかることもあります。
6. まとめ
北海道のドライブは、美しい景色や雄大な自然を満喫できる魅力的な体験です。
その一方で、エゾシカとの接触事故という北海道ならではのリスクもあります。
出没しやすい時期や場所を知り、速度を控えめにして周囲へ注意を払うことで、多くの事故は未然に防ぐことができます。
これから北海道をドライブする予定の方は、ぜひエゾシカへの注意も忘れずに、安全で楽しい旅を楽しんでくださいね。
